安心の土地探し

土地統計調査はどんなもの

豊かで暮らしやすい社会を実現するために統計調査は行われています。特に土地統計調査は市町村レベルで5年ごとに実施されており、住宅や世帯に関する実態調査を行っています。居住室の広さや数、敷地面積、床面積、建築時期、保有状況や家賃など細かく設定された質問に回答する方式です。エコ対策や災害の影響なども項目に入っており、今後5年間の国による住宅政策の基礎となります。

個人情報漏えいを心配するかもしれませんが、データ収集以外の目的で利用されることはありませんし調査員が情報漏えいした場合には罰則もあります。抽出によって回答者を決定していますので対象になったら回答するべきです。

不動産鑑定士となるためには

不動産鑑定士は法律の規定に基づく不動産の経済的な価値の判定等に関する国家資格です。資格を取得するためには国土交通省土地鑑定委員会が実施する試験に合格したのちに、同省大臣の登録を受けている実務修習機関での修了を経て、同省に備えられている名簿に登録を受けなければなりません。資格者としての登録を受けると不動産の鑑定評価を業として行うことができるようになります。

一般の方が鑑定評価に関係することは少ないものの、国の機関や地方自治体が公開している公示地価や路線価などの、相続や不動産売買の指標となるある一定の土地の価格についても不動産鑑定士の行う評価によって算出されています。評価の対象となるものは一般的にイメージされる不動産ばかりではなく、空中権や漁業権などの権利も含まれます。